(※↑軽いネタバレです...これらの曲とかが出てきます)
ドラムやDJが鳴らす、ドゥンッ、ドゥンッっていう「ビート」っていう重低音ありますよね。俺あれ聴くとアドレナリンがジュワジュワ出てくるんですよ。
ドラムでいうと、バスドラムと呼ばれる足でペダル(?)を踏んで刻む一番大きいやつ(画像参照)。
ドラムも叩けないド素人のクセに、ドゥンッ、ドゥンッとつい脳内で刻んでしまう。
今回は、バスドラムなどさまざまな機材から生み出される「ビート音」がカッコいい音楽13曲をまとめてみた。
ただやみくもに13曲垂れ流すだけだと収拾がつかなくなるので、13曲をビートが生み出している「効果」別に4種類に分類してみた。
みなさんもいっぱい「ドゥンクッ、ドゥンクッ」しましょう。
A:転調・ビートアップ編
同じ曲の中でテンポが変わる曲があるんですが、その転調する瞬間の「おおおおっっ!!??なんだなんだ??」ってなるワクワク感がたまらない。
そしてその「今から転調しますよ~!」って合図は、大抵ビート音が担ってくれている。これ。これが尊いの。
ビートって要は「鼓動」つまり音楽という生き物の心拍数であり、これは普段の(人間)生活ではめったに変わらず、言わば異常性のあるものだ。
音楽という生き物が心臓をむき出しにして高揚をさらけ出しているさまから、生命としての喜びを感じ取るのである。何言ってんだキモ。
そんな生の脈拍によって音のビートアップを感じたのが、以下の4曲。
①キュウソネコカミ ”MEGA SHAKE IT !”
(一番サビ後 1:55~)
ライブだとよりいい。何回聴いても「Oh....」って心の声が漏れる。
②キュウソネコカミ ”DQNなりたい、40代で死にたい”
(2番Bメロ後 3:50~)
キュウソは転調で2つの名曲を生み出しているからすごい。てか動画が2011年のでめちゃ若い。
③嵐 "台風ジェネレーション"
(1番後 1:46~)
初期の嵐、あらゆる音を試して攻めまくってて大好きなのよ。PIKA☆NCHとか時代とか。
ほんでもってこの曲の転調もその一つだと思う。
➃SEKAI NO OWARI "眠り姫"
(1番後 1:54~)
これはもう、曲の中で1つはっきりしたストーリーが生まれている。第二幕の訪れを、転調によって分かりやすく教えてくれている。
B:曲全体・ベース音と化した編
ビート音が1曲の最初から最後まで刻まれ続け、はっきり聞こえるものをここにまとめた。ドラムではない、別の楽器がその音を出しているのかと思われる。
曲の下地として、一曲の間ずっとドゥンクッ、ドゥンクッって聴こえてくるのは耳の保養でしかない。それだけでもれなく好きになってしまう。
ここに当てはまるのは3曲。ただこの3曲、俺の中で「歌詞が好き」という共通点があるのだが、これあれか、恋愛でいうところの「見た目がよくて初めて、内面に興味を持ってもらえる」って現象に近いのかも。
⑤PENGUIN RESEARCH "旅人の唄"
PENGUIN RESEARCHらしからぬ、めちゃくちゃポジティブでハッピーな曲。
PENGUIN RESEARCHのドラムはどれとってもエグい。新保恵大、実は腕4本あると思う。
⑥Perfume "パーフェクトスター・パーフェクトスタイル"
絶え間なくバックで続くビートが「哀愁」をただよわせている。
ビートによって、歌詞が引き立てられているのよ。
➆KEYTALK "Love me"
これは一定のリズムを刻んでいるわけではないが、ドラムの存在感があまりにも強くただならぬビートみを感じてしまったのでこの記事にもIn。これは八木ちゃん曲と言っても過言ではない。
C:間奏/Aメロ/Bメロ編
ビートは、曲中の様々な場所に活躍の場を見出す。そしてその役割も様々である。
ミステリアスな雰囲気を作り出すもの・声を引き立てるもの・ノリノリにさせるもの。
サビ前の「曲の流れを作る」箇所に使われるビート音をまとめてみた。
➇Mr.children "フェイク"
(0:00~ イントロ)
さすがのミスチル、バスドラムの重低音が持つポテンシャルを本当によく分かってらっしゃる。
アップビートな音もちょっとボリュームを抑えるだけでダークを生み出せるという事実が痛快なのです。
⑨UNISON SQUARE GARDEN "天国と地獄"
(Aメロ 0:40~)
荒ぶる田淵ベース唯一の休憩時間は、ボーカル斎藤宏介の甲高い声をドラムビートが静かに支える。そこで、ユニゾン曲ではチャンスの少ない手拍子タイムが生まれる。この曲がライブ盛り上がり定番になっているのは、ドラムビートのおかげかもしれない。
⑩SCANDAL "Kill the virgin"
(Bメロ 1:01~)
HARUNAのささやきパートの中でも「ビート無し→ビート音有り」に変化することでサビに向けての高揚感が演出されていると思うんですよね。
※関連 【SCANDAL】声フェチ男を天国に迎え入れるTOMOMI最強ソング8選
D:ラストサビ編
曲のクライマックス、一番盛り上がるラストのサビ。その直前、一旦曲調を落としてラスサビを際立たせる演出。
そこに使われるビート音は、爆発へのカウントダウンそのもの。思わず手拍子したくなるやつ。
ビートタイムはBの曲全体編と比べるとても短いかもしれないが、その一瞬にも聴く者の感情をかき立てる工夫が詰まっている。
⑪RADWIMPS "おしゃかしゃま"
(2:46~)
ラスサビ前、バスドラムのビートだけでなくギターの重奏や乱れ打ちなどあらゆる手段を用いてアゲようとしている。
おしゃかしゃまに限らず、RADは間奏を長くしての溜める・焦らすの魅せ方が本当にテクニシャンだなと思う。
⑫フレデリック "オンリーワンダー"
(2:57~)
肝心のドラムシーン、MVだと女子高生が弁当箱を開ける演技をしている理由が謎である。
⑬THE ORAL CIGARETTES "気づけよBaby"
(3:38~)
オーラルもドラムの使い方うまいなぁって思う。狂乱とかSee the lightsとか。
絶対手拍子しちゃうやつやん。
おわりに
まとめてみて気づいたのだが、今回あげた曲のビートシーン、その多くが共通して「手拍子を叩きたくなる」ものだった。
言い換えるなら、ライブで盛り上がるということ。
このまとめはあくまで自分が知っている範囲のものでしかないため、「この曲のビートもかっこいいぞ!」というのがありましたらぜひ教えてください。ハマったら、この記事に入れ込みます。
それでは、このへんで!
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