ベース好きは変態の印とかぶっちゃけ音聞こえないとかネタにされることもあるベース。
俺もバンドという一構成についてちゃんと知るまでは、
ベースの音の存在なぞ、まるで認知していなかった。
ベースかっこいいみたいなコメントを見ても、
加齢とともに特定の周波数の音が聞こえなくなる的な現象なんだろうなと思いつつ、我が耳の老いを心配していた。
だがそんなベースにも、めっちゃよく聴こえる(光り輝く)瞬間があるのです(今更)。
そして当の俺も、今やベースのよさみ(死語)を理解するまでに洗脳されてきました。
そこで今回は、俺に「ベースええやん…」と思わしめた、
ベースが暗黒微笑を浮かべてくる曲を7つ紹介してみます。
①飛行艇/King gnu
限界まで「低音」を極めたベースがカッコいいナンバー。
辺りから茶色い煙が立ち込めてきそうな世界を醸し出せるのはこのバンドしかいないのではないかと思っている。
とりわけピアノの一番左の鍵盤をジャーーーンって押さえ続けているようなベースの低音もヤバいのだがこの歌、
ベースだけでなく常田の声・ギター・ドラムと全て同じベクトルの不穏さを持ち合わせている。
そしてそれと対極をなす井口のハスキーな声は空中を漂う飛行体。
低音が大地を震わせ、その勢いで井口の声(=命)がリアルに揺れている。
無敵モードになりたい人に聞いてほしいベース。
②Velonica/Aqua Timez
BLEACH。今や解散してしまったAqua Timezの2009年のナンバー。
確かにサビでキーは上がるのに、ライブで腕ブンブンはできない、
じっと感傷に浸りながら聞いていらずにいられなくなるんだろうなぁって思う。
その起源こそ、イントロ〜Bメロでハート全部掴んでくるパワーを秘めたベースにあるだろう。
それにしても、孤独を美しく描写することにおいてAqua Timezの右に出るものはいないと思っている。
心から魂を震わせたい人に聞いてほしい音。
③Bye Bye/SHISHAMO
これもイントロで卒倒させるタイプのナンバー。
なんだか嫌な予感をさせる、男からしたらたまったもんじゃないような、
不穏な音を作り出すのがうますぎる。
サビの「(前略)バッバッバアィ〜〜」で声がふぅ〜っとフェードアウトしてベースの不穏な音がまた始まり出す憂鬱さを音作りがうますぎる。
何かしら鬱憤がたまっている人に聞いて欲しい。
ちなみに、イントロのベースをギターに変えたアコースティックVerもあるのですが、
色気ムンムンの朝子様の両側で鍵盤ハーモニカを一生懸命吹く松岡さんと謎の木箱をペチペチ叩いてる吉川さんの光景がシュールすぎて曲に集中できませんでした。
目瞑って聞けば神アレンジです、
④天国と地獄/UNISON SQUARE GARDEN
これは最初から最後までヤバい。Bメロでベースソロがちらっと覗かせるのもかっこいいがそんなもんじゃない。
サビになると田淵がベースの可動域を土足で踏み超えてベース以上の存在感になっている。
3ピースバンドのなせる音量じゃないとはよく言われるが、ベースも己の役割を超越している。
ただただ田淵のヤバさに触れたいという人におすすめ。
ベースだけVerはこちら(弾いてみた)
⑤A.M.D.K.J/SCANDAL
ベース「重低音×躍動」を極めしナンバー。
ギトギトととした気味が悪い音なのに、なぜか小気味よさも感じさせる、この音は中々お耳にかかれない。
TOMOMIのベースとHARUNAの声のツートーンで流れていくイントロとAメロがたまらん。
ベースの刺激を全身で感じたいという人におすすめ。
⑥MATSURI BAYASHI/KEYTALK
ベースってこんなにピコンピコン音出せてギターと張り合えるんですね。。。
義勝のスラップ素人目に見てもめちゃくちゃ難しそうなのが伝わってくる(こなみ)
間奏間奏で義勝と武正が我一番ぞと音を出し合っていて拮抗しているのがすごい。
もはやこれはベースの人智を超えたのでは(?)
ベースで踊りたい人におすすめ。
⑦昼鳶/ヨルシカ
ベースがギターの役割を完全に奪いきった瞬間である。
本来の「支える」的なベースではなく主導権を握っている。
ヨルシカは全ての楽器をエモに振れるセンスを感じている。
ベースフェチにはたまらない曲。
以上!ベース沼は底が深そうです。
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