【レディクレ】茶番型トリのキュウソが見せた、ロックな姿に惚れた

 クリープハイプが終わったら、ダッシュでLステージへ直行。直前のウルフルズが満杯だったからか予定より10遅れてのスタートとなった。サカナクションと最後の最後まで迷ったが、レディクレのラストステージだし、最後は思いっきり楽しみ切ってやろうという気持ちからキュウソへ行くことにした。


キュウソネコカミ@Zステージ 2019/12/27 20:10~
生参戦:5回目 見た場所:最前列


★セットリスト★

本気のリハ
1.良いDJ

2.いい女(ウルフルズカバー)

本番
1.ウィーワーインディーズバンド!

2.MEGA SHAKE IT!

3.メンヘラちゃん

4.ギリ昭和 

5.DQNなりたい、40代で死にたい

6.冷めない夢

7.ビビった

8.推しのいる生活

9.The band

アンコール

.ハッピーポンコツ


★セイヤのブルースハープ

リハ2.いい女

 キュウソの前の出番だったウルフルズトータス松本さんからお前も練習しろと言われ貰ったというブルースハープ。それをセイヤが吹きながらの「いい女」カバーというフェスだからこそ見られた貴重なシーン。地味に楽器吹くのうまくて笑った。歌もいい感じでセイヤ節が出てて「伝統芸能」のような味があった。フェスではたいていの曲で絶叫してる分、ウルフルズへのリスペクトもあってか彼のきれいな生歌が聞けたのは特別感があってよかった。


★「カッコイイ」キュウソを見た

6.冷めない夢

 新曲。10周年という節目を迎え、改めてキュウソの夢を言葉にするという意思表明の曲。カッコよさに全振りしているが、決してそんじゃそこらのファッションミュージックとは違う。ヒット狙いでもない。彼らも時に万人ウケファーストの歌を作っていたと告白していたことがあるが、これは彼らが自信の決意を率直に伝えたいという思い100%で作られた歌に他ならない。それは歌い方に籠っていた気持ちからも伝わってきて、セイヤ本人に「モッシュ作れや~!」って煽られてたキュウソのファンもこの時ばかりは立ち止まっていた。


曲前MCセイヤ「キュウソネコカミは俺たちの夢の集合体です。その集合体をいつまでも楽しんでもらえたら」

※The bandの直前MC「俺たちを選んでくれてありがとぉぉぉぉ!!!!」

※CDJではもっとカッコいいこと言ってたらしい。行きたかった…

そんなロックなところも見せられるキュウソ、最高だ…

★でも笑いには愛される

 カッコイイところも見れたがなぜかキュウソのライブ中には面白いことが起こる。時にファンもそれを起こす。実際に当日であった小ネタを以下に羅列していく。

1.リハそのまま本番
 リハを終え、ヨコタが時計を見るとまさかの本番1分前。いったん下がってまた登場するのが面倒くさくなったのか、「もう本番始めちゃいましょか!w」と場を取り仕切る始末。そしたらステージが暗転して会場は笑いが起こった。キュウソ紹介のビデオと登場曲が流れる間もずっとステージに立っていて、「登場」がない光景がシュールすぎて心の中でツボってた。


2.サカナクション意識しすぎ問題

 2018年は一番客の入るZステージに初めて立ったキュウソだったが、2019年はLステージへ。何を隠そう、最終日トリという同じ時間にZステージにいたのは「エモの大御所」サカナクションだったのだ。キュウソとしては、Zステージに立てなかった悔しさよりも、サカナクションに客を取られるのではないかという不安意識があったのだろう。ヨコタがキーボードの調整中、「新宝島」の前奏をほんのちょっとだけ弾いていたのを俺は聞き逃さなかった。それだけではない。セイヤは発声の途中に「ヘッヘッヘッ……どうして~~~~~~~~~~どうしてサカナクションの裏なんですか」ってめっちゃか細い声で歌ってた。可愛かったけど、そんな不安がることもないんやで…

3.キュウソのファンの通称は…?

RADWIMPSのファンはwimper、じゃあキュウソのファンに何か呼びやすい名前はつけられないか…?という話題になったMC。そんな中「子ネズミ」という案が出たが、汚らしいという理由で却下。結局長いながらも「キュウソのファン」が一番しっくりくるということで落ち着いた。


4.フライングアンコール

 トリのバンドにはアンコールがあるという「お約束」がレディクレにはあった。だが、キュウソがその役を務めようとすると「お約束」にならず「予定調和」になってしまった。The bandを終えてステージ裏に引っ込み切る前から拍手が始まる始末。ガチ勢のファンが仕組んでると考えたらウケる。


5.ファンが創り出したキュウソだけのアンコール

 フライングで始まったアンコール、最初は普通に拍手だった。だが途中から、客席のどこかより、違う声が混じり始めた。

「パン、パン、パン、パン、…」
「パン、…kぃ~パン、パン、…ぁい~…」

「パン、…nキー…パン、…ぉわい~」

「…ヤンキー…~こ~わい~」

すると、みんながことを理解したかのように声を揃えだす。客席の右側と左側から交互に「ヤ↗ーンキー怖いー↘」コールがステージ全体に響き渡った。ヤンキー怖いというフレーズそのものには何の意味合いもないが、ファンだけで創り出すコールだったという意味ですごく有難い空間だった。するとコールを遮るかのように、正面スクリーンにワンマンライブの公演情報がどーんと。そしてハッピーポンコツを歌う。大トリにふさわしい曲だった。

 結果的に、キュウソで叫び納めができてよかったと思える年末でした。ワンマンにも行って、普段ライブで聞かない曲(まだまだあるんだなこれが)で盛り上がりたい…!!

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